日本顎咬合学会で優秀発表賞を受賞いたしました
2017年6月10日(土)に開催された第35回日本顎咬合学会の学術大会にて、暮田郷先生が携わった講演内容「インプラント治療への3Dプリンターの応用」が優秀発表賞を受賞しました。
昨年、東京国際フォーラムにて発表した内容で、表参道の中川先生を筆頭に豊島区の菊池先生との共同発表でしたが、3Dプリンターへの応用は同先生方と2008年くらいから勉強していましたので、10年を経過して学会に認められたことは本当に良かったです。
口演発表の様子です
これからも日々の治療に活かせるように勉強会に参加し、知識と技術のアップデートは行い続けていきたいと思います。
「インプラント治療への3Dプリンターの応用」口演発表抄録
Application of the 3D printer in implant treatment
【目的】インプラント治療や増骨手術の術前には、CTを用いて顎骨の解剖学形態と動脈や神経の走行を把握することが重要であり、3Dモデルでシミュレーションする方法を紹介する。
【方法】CTから得られたDICOMデータをSTLに変換し、3Dプリンターを用いて3Dモデルを製作した。
【結果】CTの画像はあくまでも2次元の画像であり、実際の手術で切開剥離してみると、歯槽骨の状態とCTの画像でイメージしたものとの違いを感じることがあった。サイナスリフトの際には、後上歯槽動脈の位置や開窓の場所を前もって知ることができた。またGBRのePTFE膜をトリミングする際、歯槽骨の欠損状態を3D模型でシミュレーションすることもできた。
【考察】3Dモデルは歯科医師・歯科技工士・歯科衛生士間の共通意識を持つために有用である。また患者も、CT画像より3Dモデルを用いる方が治療内容を理解しやすく、インフォームドコンセントを確立することが可能となった。
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