当院では経験豊富な口腔外科専門のドクターが在籍しており、安心して治療を任せられる体制をとっています。

歯科口腔外科では、歯や歯茎はもちろん舌や粘膜、顎骨といった部分に外科的処置を行います。口腔外科医は、毎週月曜/土曜に診療していますので、気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

以下は当院で診察可能な主な歯科口腔外科の内容です。

抜歯

静脈内鎮静法

虫歯や歯周病の進行が深刻化した場合には、歯を抜くことがあります。歯を抜く時には麻酔を行いますが、麻酔の痛みが苦手、怖いといった方もいます。

当院では、麻酔の痛みが苦手な方や歯科治療が怖い方が少しでも安心して、治療に専念できるように、自動麻酔注射器やセデーション(静脈内鎮静法)という方法を取り入れています。

静脈内鎮静法について

 

親知らず

また、当院は親知らずの抜歯も行っています。親知らずはすぐに抜ける場合もあれば、生え方や根の形によっては慎重に抜かないと歯茎や神経を傷つけてしまう難しいケースもあります。

当院では、そういった難症例の親知らずにも対応しています。親知らずについての詳細を知りたい方は、一緒にこちらもお読みください。

親知らずの抜歯について

歯根嚢胞

歯根嚢胞

歯根嚢胞(しこんのうほう)の“嚢”は袋を意味しています。つまり、歯根嚢胞は根の先に細菌が集合した袋がある状態のことです。

細菌が根の中の内側だけでなく、外側の骨まで広範囲に感染しているのが原因です。そのため、根管治療だけでは改善しないケースがほとんどで、歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)といった処置を行います。

この処置では、歯茎を切って感染した部分を除去し封鎖していきます。傷口は自然に治っていくため、傷跡が残る心配はありません。

口腔粘膜疾患

口内炎

口腔粘膜疾患は、お口の中にできる口内炎のことです。ここでは代表的な口内炎について、いくつか紹介していきます。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は、円形で白く舌や頬、唇の内側の粘膜に発生します。一般的な"口内炎"と呼ばれるものは、アフタ性口内炎のケースがほとんどです。

ウイルス性口内炎

ヘルペスやヘルパンギーナ、手足口病などは、ウイルス性の口内炎で子供から大人まで発症します。ウイルス性の口内炎は、赤く腫れて水膨れのようにできるのが特徴で、お口の中だけでなく外側の唇や皮膚にもできます。

また、この口内炎は強い痛みが出やすく、発熱する場合があります。

アレルギー性口内炎

アレルギー性口内炎は金属の被せ物が原因で、周辺の粘膜に炎症が起きます。場合によっては、皮膚に赤い湿疹ができて痒くなることもあります。

上記の他にも、カビやタバコが原因で口内炎ができることもあり、症状や原因によって対処法が異なります。

  • 同じ場所に何度も口内炎ができる
  • 金属を入れてから口内炎ができやすくなった

など、少しでも気になることがあれば、自己判断せずにご相談ください。

腫瘍

腫瘍

腫瘍は、舌や頬の内側の粘膜、口腔低(下の歯茎と舌の間にある粘膜の部分)といった部分にできる白いできものや“しこり”のことです。

口腔がんとも呼ばれていて、他のがんに比べて全体の1%〜3%ほどの発生率しかありません。口腔がんは初期の段階で発見・対処すれば複雑な治療をせずに済み、後遺症もほとんどありません。

また、腫瘍は主に良性腫瘍と悪性腫瘍の2つに分けられます。

良性腫瘍

白いできものやしこりがある口内炎、膿が溜まって腫れている歯茎の場合は、良性腫瘍の可能性があります。良性腫瘍は他に移動せず、その場に留まるのが特徴です。ただ、稀に良性腫瘍が舌癌や歯肉癌に変わるケースもあります。

悪性腫瘍

悪性腫瘍は、他の部分に転移しながら増えていくのが特徴です。他にも良性腫瘍に比べて病気の進行が早く、できものが大きくなる傾向があります。

注意すべき症状

どちらの腫瘍でも、初めは痛みや自覚症状がないケースが多く、気づいた時には症状が深刻化していることがあります。そのため、次のような症状がある場合には、なるべく早めに受診しましょう。

  • 口内炎が2週間以上続いている
  • できものから出血がある
  • 擦れたような痛みがある
  • 舌が痛い
  • しこりがある
  • 粘膜が赤くなったり、白くなったりしている

外傷

転倒

転倒や事故で口元を強く打ったまま放置していると、神経が死んでいるのに気づかず歯が黒く変色する場合があります。歯が変色したまま放置していると、細菌感染を起こして歯茎が腫れることがあります。

また、見た目が問題なくても見えない根の部分が折れていたり、脱臼してたりするケースも少なくありません。当院では、患部を触って確認する他に、レントゲン撮影をして異常がないか経過を診ながら判断していきます。

欠けたり折れたりした歯は、再利用できる場合があるので、乾燥させずに牛乳や生理食塩水(水500ml+塩5g)に浸した状態でなるべく早くお越し下さい。

口腔がん検診

口腔がんの治療法は、手術・放射線療法・化学療法(抗癌剤)の3つがあります。その中でも手術が有効な治療法と言われて、小さながんは短時間の手術で済む場合がほとんどです。

しかし、進行したがんは、舌や顎を大きく取り除いた部分を他の組織で補う手術が必要になり、身体への負担が大きくなりやすいです。また、手術後見た目が変わったり、感覚が麻痺したりと後遺症が残ることがあり、精神的にも辛くなりやすいです。

当院では、がんを早期発見し、患者様の負担が大きくならないように口腔がん検診をオススメしています。当院の口腔がん検診の流れは、次の通りです。

視診・触診

視診

まずは、口の中に異常がないかを診ていきます。赤く腫れている部分や炎症を引き起こしていないかなど、入念に確認していきます。また、しこりや痛みの有無なども、お話を聞きながら丁寧に口内の状況を把握していきます。

口腔内写真・X線写真

レントゲン

口の中や顔立ちの写真を数枚撮影して、経過の参考に使用します。また、歯や顎の状態を把握するために、X線写真(レントゲン写真)を撮影する場合があります。X線写真は、歯肉がんが顎の骨にまで進んでいないか、他の部位に転移していないかといった確認が目的です。

その他の対応

悪性腫瘍が疑われ精密検査が必要になった場合には、信頼できる大学病院の口腔外科へ紹介します。提携先は、東京大学水道橋病院になります。当院の近隣では、日本赤十字社医療センター又は広尾病院に紹介が可能です。

また、患者様が希望される医院への紹介状の発行も受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

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