ウッドピロスについて

この薬は10年程前にインプラント研究会で大阪の岡野先生に会い、先生の研究で作られた茶色の臭い液体を紹介されました。
半信半疑でしたが、試しに使ってみてと言われ、自分の歯肉を1か月程、汚れたままで歯肉炎を作り、試してみたところ、異様に焦げ臭い液体で「?」と思いましたが、言われたとおりに歯肉マッサージを行ったところ、今まで試した色々な薬品とは違い、驚異的な効果が得られました。
歯肉は3~4日で健康的な状態に。その後、身内の歯周病に罹患している兄弟に試してみた所、同じように効果が出たのでクレタ歯科での導入を決め、歯周病の治療のコースに取り入れたのです。
現在ではアメリカに移住された患者様がアメリカの歯周専門医に診てもらいながら、クレタ歯科より定期的にWoodPyrosを購入しながら使用しているケースもあります。
効果機序
どんなに良く磨いても0.001gのプラークは残ってしまいます。これを取る事がWoodPyrosの意義なのです。
このWood Pyrosはタンパク質と瞬時に反応し、凝集凝固させ体積を縮小させるポケット内の起炎物質である、細胞壁、細胞膜、外毒素、酸素と反応し、凝集します。これを歯ブラシで除去を行います。うがいだけでは効果が期待できません。
歯茎をWood Pyrosを浸した歯ブラシで圧迫するとポケットが閉じて、ポケットの内容物である起炎物質が吐き出され、圧迫をやめるとポケットが開きWood Pyrosが進入し、内容物と反応します。
この繰り返しがポケット内の状態を良くして治癒に向かわせるのです。
※岡野先生の文獻より参照